TACMED ESSENTIAL BASICコース 2月20日(土)21日(日)27日(土)28日(日)
2週にわたり計4日間19日20日の2日間、御殿場市内にてこのTACMEDエッセンシャルコースは本来渡米しなければ受講できないコースです。事態対処医療の著者であるE. John Wipfler, III先生から日本国内で直接指導して頂ける希少な機会でした。このページでは開催時の写真などを入れながら時程順にご紹介していきます。
1日目
TacMed Essentialsアジア国際コース概要
コース第1日目
08:30 受付 教材交付 講師紹介
09:00 –講義1:戦術的医療支援と戦術的医療従事者について
戦術的医療支援の歴史と役割 救急救命士制度 軍事医療 事態対処医療
法執行機関とSWAT(米国警察特殊装備戦術部隊)
SWAT(米国警察特殊装備戦術部隊)の基礎知識 編成および装備
10分間実習 : 止血帯の使用法 SOFTT-W
10:15 –講義2 : 戦術的医療従事者の役割と訓練
SWATの任務
任務中に差し迫る医学的脅威
SWATの基本的な2種類の突入方法
医療情報の取得と管理
リハビリテーションと予防医学
10分間実習 : 圧迫止血用包帯 OLAES モジュラーバンテージ
11:00 – 11:15 – 休憩
11:15 – 12:00 講義3: 作戦上におけるSWATと戦術的医療従事者の役割
SWATと戦術的医療従事者の行動と意思疎通要領
規制線による現場区分と戦術的医療従事者の立ち位置と役割
SWATの基本的な2種類の突入方法
戦術的医療従事者が同行支援する上で身に着けておくべき
一般的な武器と接近戦闘術、自己防衛技術
12:00 – 12:30 – 昼食(弁当支給)
12:30 – 14:30 講義4: ホットゾーン(戦闘発生場面)への介入について
戦術的医療従事者の装備
戦闘外傷救護における患者へのアプローチ方法
「Call-A-CAB-N-Go-Hot」コールエーキャビンゴーホットについて
内容についてテキスト「事態対処医療」第4章および第11章を参照
14:30 – 14:45 – 休憩
14:45 – 17:30 – 講義5: 講義室から屋内訓練場へ移動 2グループに分かれての実習
グループA 銃砲の取り扱いおよび射撃述
グループB 負傷した容疑者の安定化、安全化、拘束方法
内容についてテキスト「事態対処医療」第5章を参照
17:30 – 第1日目の反省会
a) シナリオトレーニングにおける、戦術面 / 医療面からの評価と討議
b) 第1日の学習内容の要約
c) 今後のTacMed Essentials のコース開催と内容について
18:00 コース第1日目終了
コース第2日
08:30 – 09:00 コース第2日目の学習内容の概要と準備
09:00 – 09:45 – 講義6:ショックの管理
救出救助と搬送方法
医療管理下での航空搬送方法
内容についてテキスト「事態対処医療」第15章および第16章を参照
09:45 – 10:30 – 講義7:出血の制御
気道と呼吸の管理
胸部および腹部外傷
内容についてテキスト「事態対処医療」第12、13、14、15章を参照
10:30 – 10:45 – 休憩
10:45 – 11:30 – 講義8 : 事件現場と負傷者の移動
内容についてテキスト「事態対処医療」第26章を参照
11:30 – 12:00 – 昼食(弁当支給)
12:00 – 12:45 – 講義9:弾道学、爆傷、非致死性武器について
内容についてテキスト「事態対処医療」第17章を参照
12:45 – 13:00 – シナリオトレーニングの準備、安全管理の事前説明、保護具等の点検
13:00 – 16:30 – シナリオトレーニング
実状況に沿った実戦的演習
16:30 – 17:30 – 筆記試験
合否発表と質疑応答 修了式
18:00 コース第2日目終了
コース修了証授与、認定証取得までの説明
2 本コースで学べる主な内容
(1) 負傷した重武装警察官の救出・救助法
(2) 戦闘時の患者の評価・観察法
(3) フォースオンフォース訓練
(閉所訓練用模擬拳銃及び模擬小銃で撃ち合い、受傷した箇所に処置と治療を施す実践演習)
(4) 凶悪犯罪・テロに対する対処法 戦闘外傷救護・初療は先進国のMEDICレベルです。
戦闘射撃、戦闘技術まで含め国際認定を受ける事が出来る世界唯一の研修コースです。